老朽化の危険度を「見える化」する新システム エス・バイ・エル

 エス・バイ・エルは住宅の壁体内換気の新システム「LOOP(ループ)」を開発し、1月から全棟に採用する。
 老朽化の主要因である湿気を一定レベルに保つのが壁体内換気システムの特徴。ただ、キッチン・浴室などの水回り周辺はやはり湿気が溜まりやすく、老朽化もしやすい。住宅の立面図に老朽化しやすい部分をその危険度別に色分けして表示する「Revoみえる図」を導入した。間取り、敷地条件、方位、周辺環境などの個別条件に合わせてパネル設計に反映できるようにしている。
 危険度の高い部位に、構造躯体内部を点検する窓「Lupe(ルーペ)」を設置する。劣化状況の診断口で、定期的に含水率を管理するものだ。「通常、床下などに潜らなくてはならず、点検がしにくかったが、それが容易になる」(藤本和典開発部部長)。
 危険度を低減できるパネルも新たに開発。吸放湿機能に優れ、通気層の湿度を常に40~60%に保つ「ドライセル」と、室内に使用する「耐湿パネル」だ。ドライセルは、合板と断熱材の間の通気層に吸放湿材を組み込んだもので、浴室などの壁に利用することで湿度を安定させ、湿気による劣化を防止する。


公開日: 2008年12月18日