ムーディーズ/09年、日本の不動産業界の見通しネガティブ

 ムーディーズ・インベスターズ・サービス12月26日、2009年の不動産業界について、国内景気の低迷によって、事業環境が悪化する可能性があり、市況はネガティブとの見通しを発表した。
 同社の格付け対象企業の最も大きな収益源である不動産賃貸市場は、国内景気の低迷で賃貸オフィスの需要が軟調になり、07年から空室率が徐々に上昇しており、賃料交渉にも影響が及んでいるとの見方を示した。
 谷本伸介シニア・ヴァイスプレジデントは、「09年に国内景気が一段と悪化すれば、稼働率と平均賃料に影響が及び、賃貸オフィス事業の収益性が圧迫される可能性がある」と述べる。また、もう一つの収益源である分譲マンション市場は、消費マインドの低下が需要を損なう一方、開発コストや販売コストの上昇が収益性を圧迫。「市場環境は厳しいものになる」という。


公開日: 2008年12月26日