ホームステージング・ジャパン調べ/「安心R住宅」の認知度2割届かず、新築・中古とも「耐震性」重視

ホームステージング・ジャパン(東京都品川区、ルーカス・クハルスキー社長)は3月28日、「安心R住宅」に関する独自調査を発表した。全国20歳以上の男女を対象に中古物件を購入したことのある561人から回答を得たところ、約8割が中古物件に対して「不安・汚い・わからない」のいずれかのイメージを持ち、新耐震基準の物件で「築20年以内」であっても6割ほどが耐震性に不安を感じていることがわかった。

「安心R住宅」の認知度を見ると、「知っている」が18.9%と2割弱にとどまり、年代が若いほど認知度が高かった。「知っている」との回答は20代31.3%、30代24.1%だが、40代(11.6%)、50代(12.7%)、60代以上(14.3%)は10%台にとどまった。

不安・汚い・わからない。新築物件では、そうしたイメージを持っていないとの回答が67.4%と7割程度を占めたのに対し、中古物件ではネガティブなイメージを持っていないのが19.1%と2割を切っている。

不安の理由を尋ねたところ、事故物件ではないか、どんな人が住んでいたのか、見えない不具合があるのではないか、購入してからの耐久年数などが主な理由だった。汚いイメージは、水回りの清潔感や経年劣化、カビを気にする人が多かった。

わからないとの回答は、目に見えない部分の状況に加え、評価基準・価格が適正なのかや、購入者に不利な情報があるのではないか、といったものだった。

物件購入を検討する際に最も気になる部分としては、新築・中古ともに「耐震性」が約6割を占めた。「築10年」で不安になる人が約3割と最も多い。

また、築年数が古いほど戸建住宅よりもマンションの魅力が下がる傾向だった。新築と同じ条件の中古物件について、どの程度安くなれば中古を選ぶかを築年数ごとに聞いたところ、マンションの場合は築5年で500万円、築10年・20年で1000万円、築30年で2000万円だった。一方の戸建ては、築10年・築20年で1000万円、築30年で1500万円。購入者の心理としては、マンションに比べて戸建てのほうが築年数に対する値下げ幅が少なかった。


公開日: 2018年3月28日