6月のビル空室率は改善一服/三幸調べは横ばい、三鬼商事調べは小幅悪化
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2013.07.11
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三幸エステートが調べた6月末の東京都心5区大規模ビル(基準階面積200坪以上)の空室率は前月末より0・02ポイント低い6・19%とほぼ横ばいだった。
新築ビルの大量供給に喚起されて拡大傾向にあったテナントの移転需要が、新築ビルの空室減少に伴って伸び悩む兆しが見受けられる。一方で新築ビルにテナントが移転した後の既存ビルでは次のテナントが決まらずに2次空室が顕在化する傾向が続き、募集面積(空室在庫)は4月から3カ月続けて増えた。
三鬼商事が6月末で調べた東京都心5区の大型ビル(基準階面積100坪以上)2648棟の空室率は8・46%。前月より0・13ポイント上昇した。新築ビル25棟の空室率は11・60%で、0・5ポイントの上昇だった。
区別では新築ビルへの移転に伴って大型解約が発生した渋谷区が1・38ポイント増の6・61%に悪化。新宿区も解約の影響で0・41ポイント増の10・77%に上昇した。港区は0・37ポイント減の9・85%に低下し、昨年10月以来8カ月ぶりに10%を下回った。
新築ビルの大量供給に喚起されて拡大傾向にあったテナントの移転需要が、新築ビルの空室減少に伴って伸び悩む兆しが見受けられる。一方で新築ビルにテナントが移転した後の既存ビルでは次のテナントが決まらずに2次空室が顕在化する傾向が続き、募集面積(空室在庫)は4月から3カ月続けて増えた。
三鬼商事が6月末で調べた東京都心5区の大型ビル(基準階面積100坪以上)2648棟の空室率は8・46%。前月より0・13ポイント上昇した。新築ビル25棟の空室率は11・60%で、0・5ポイントの上昇だった。
区別では新築ビルへの移転に伴って大型解約が発生した渋谷区が1・38ポイント増の6・61%に悪化。新宿区も解約の影響で0・41ポイント増の10・77%に上昇した。港区は0・37ポイント減の9・85%に低下し、昨年10月以来8カ月ぶりに10%を下回った。