経常利益が56％増／東京建物不動産販売12月期連結

　東京建物不動産販売の07年12月期連結決算は売上高206億6400万円（前期比17.７％増）、営業利益40億8900万円（同55.６％増）、経常利益38億200万円（同56.２％増）、当期純利益22億3600万円（同41.７％増）となった。

　当期は主力の法人仲介で収益不動産案件の取り込みに注力。リテール仲介においてもネットを経由した取引を積極的に獲得したほか、仲介店舗の新設・移転・増床を推進した。その結果、取扱件数が減少したものの、手数料率の改善や関連収益の増加によって売上高が51億4900万円（同15.５％増）、営業利益21億7900万円（同15.１％増）と大きく増加した。

　また、アセットソリューション事業では、東京・豊洲や麹町で販売用不動産の再販を行ったほか、販売用不動産の取得も順調に進んだ。収益不動産に投資するファンドへの出資も拡大。売上高は91億1600万円（同23.５％増）、営業利益22億6400万円（同108.3％増）と拡大。

　08年12月期については、売上高235億円（同13.７％増）、営業利益43億円（同５.２％増）、経常利益41億円（同７.８％増）、当期純利益24億5000万円（同９.５％増）と予測している。