フロンティア不動産投資法人／三井不動産に買収される

　フロンティア不動産投資法人と資産運用会社のフロンティア・リート・マネジメントは２月18日、運用会社が発行する全株式をＪＴ（日本たばこ産業）から三井不動産に譲渡する発表した。株式譲渡は３月24日の予定。三井不動産は同投資法人の第三者割当増資も引き受ける。同投資法人はＪＴのパイプラインから物件を取得し、現在、11物件、取得価格ベースで９９９億４８００万円の不動産を運用している。２月19日には「ゆめタウン広島」を取得する予定だ。

　一方、三井不動産は、日本ビルファンド投資法人と住宅に投資する日本アコモデーションファンド投資法人を上場させている。今回のフロンティア不動産の買収によって、次に上場を予定していた「日本商業施設ファンド投資法人」と、その運用会社の「三井不動産商業プロパティファンドマネジメント」を解散することを決めた。