スタンダード・アンド・プアーズ／日本ビルファンドの格付け据え置き

　スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は４月７日、日本ビルファンド投資法人（ＮＢＦ）の長期格付けを「シングルＡプラス」に、短期格付けを「Ａ-1」に、それぞれ据え置いた。長期格付けに対するアウトルックは引き続き「安定的」とした。ＮＢＦの強い事業地位、優れた資産の質、比較的保守的な財務内容を反映した。

　Ｊ－ＲＥＩＴの投資口市場も昨年来大きく調整局面を迎えている。こうした外部環境下においても、ＮＢＦでは既存物件の賃料上昇やリニューアルによる質の向上などの内部成長戦略に軸足を置きつつ、タイムリーな資金調達と選別的な物件取得によって適度なペースの成長を維持しているとしている。