不動産投資家のニーズ統計を発表／ファーストロジック

　収益物件の逆オークションサイト「不動産投資の楽待」を運営するファーストロジック（東京都港区）は、不動産投資家のニーズを統計としてまとめた。08年１月から３月までの期間で、サイト会員２２００人の購入希望物件を集計した。サンプル数は前回調査時（07年11月）と比べ４００人増えた。

　統計結果によると、物件購入希望価格を「５０００万円～２億円」とする投資家が約40％と最も多く、「１０００万円以下」とする割合が10％と前回調査時より１ポイント増加した。一方で「３０００万円～４０００万円」が11％から10％に減少した。

　物件種別ごとの統計では、１棟ものを希望する投資家が75％と大多数。用途別では共同住宅が78％と前回より22％ポイント増加し、「こだわらない」が大きく減少した。

希望部屋タイプの統計でも「こだわらない」は76％と３ポイント下落した。

　物件希望所在地については、「東京都」が22％でトップ。また上位５府県（東京、神奈川、大阪、埼玉、千葉）が全体の約63％を占めた。ただ前回と比較すると、１都３県（東京、神奈川、埼玉千葉）が54・５％から50・３％に減少し、広島など地方の希望が増加している。