都心５区のビル空室率８・４％まで拡大／三鬼商事調査

　三鬼商事がまとめた都心５区の４月末のビル空室率は８・４０％。前月比０・２２ポイントアップ、前年同月比３・１５ポイントアップとさらに低迷した。\n　既存ビルの空室率は７・９５％（前月比０・17ポイントアップ）。大型既存ビルの募集面積増加が続いており、誘致競争はより厳しさを増している。\n　区別では、大型新築ビル供給で募集面積が１万坪も増加した港区が10・０１％と２ケタにのったほか、中央区、新宿区がやはり募集面積の増大により空室率を引き上げている。