野村不動産／「日本橋室町野村ビル」建設着手、テナントに新生銀行内定

　野村不動産は、「日本橋室町野村ビル」の工事に着手した。同ビルは、オフィスを中心に商業・サービスを含めた複合ビル。２０１０年９月の完成を目指し、同社が保有・マネジメントを手掛ける方針。

　地下５階地上21階建てで延べ床面積約4万6397平方㍍。地下１～地上２階がプレミアムショップゾーン、３～４階がプレミアムダイニングゾーン、５～６階がケータリングシステムを充実させて会議やセミナー、パーティーなどに利用できるカンファレンスゾーンが入り、メーンのオフィスフロアは10～21階で、ワンフロア約1277平方㍍になる。オフィスのテナントに新生銀行の入居が内定した。

　また、地下１階は３層吹き抜け空間となる地下広場を設置し、地下鉄の三越前駅と直結させる。地下歩道を介し日本橋三越本店や日本橋三井タワー、マンダリンオリエンタルホテル東京へも接続する。

　同開発は都市再生特別地区制度を活用したもので、昨年８月に都市計画決定された。