物件購入者の売却支援、手数料上限から0.5％割引など／コスモスイニシア

　コスモスイニシアは21日、自社分たマンションの購入者に提供している住み替え支援サービス「コスモサポート」の内容を一部拡充した。同サービスはマンション所有者が物件を売却する際、同社と媒介契約を結べば３カ月間の瑕疵担保保証や買取保証制度などが受けられる仕組み。このほど、売却時の仲介手数料報酬限度額から0.5％分割り引くメニューを追加した（専任契約のみ）。あわせて瑕疵担保保証制度の条件としていた「築20年以内の分譲マンションに限る」という条件を撤廃した。



　「コスモサポート」は２０００年に開始。新築購入者だけでなく、中古オーナーが売却する際にも同様の支援が受けられるのが特徴で、旧社名である環境開発、リクルートコスモス時代に分譲したマンションやＪＶ物件もサービス対象となる。10月末時点で約１７００棟（９万５０００戸）の供給実績があることから、メニューを充実させることで既存顧客を取り込みフィービジネスの拡大を図る。当面は売りに出される自社物件のうち３割程度で媒介契約獲得を目指す。