森ビル／パナソニック電工など４社と「超軽量多機能二重扉」開発

　森ビルは23日、新日軽やナブテスコ、ナブコシステム、パナソニック電工の各社の技術を用いた新ゲートシステム「超軽量多機能二重扉」を共同開発したと発表した。

　高層ビル内のドラフト現象（※）の抑制に加えるなど安全性の強化を図ったほか、扉の超軽量化を実現した。認証システムや、共連れ検知センサを採用し不正侵入対策の強化も図った。また、インターロック制御の風除室効果によってビル内の冷暖房効率を向上させて省エネ効果の向上も狙う。

　※主に高層ビルで室内外の温度差、上下階の気圧差が大きくなることで、エレベーターシャフトや階段室などの吹き抜けに上昇気流が発生し、エレベータードアやビル内のスライド式・スウイング式のドアが開きにくくなったり、逆に勢いよくしまるといった現象が生じる。