ムーディーズ／CMBSローンの回収活動が活発化

　ムーディーズ･インベスターズ･サービスは４月７日、同社が格付けしている日本のCMBSのうち、今年3月に返済/償還期限を迎えた裏付けローン は9本・約1242億円だったと発表した。このうち1本のローン（約82億円）が同月に返済され、5本（約71億円）がデフォルトし、3本（約1089億円）のローンが返済期限を延長した。



　一方、3月中に回収が完了したデフォルトローンは3本・約244億円だった。これにより3月時点のデフォルトローン残高は約2717億円で、対前月比約6％減少した。

　

　また、これまでにデフォルトしたローンのうち、今年1～3月までの間に5本・約325億円分のローン回収が完了した。年間10本だった昨年実績と比べ回収活動は活発化しているとコメント。回収されたデフォルトローン全体の平均回収率は79％で、回収期間の平均は約11カ月。