６月の住宅着工は6.8万戸

　国土交通省が７月30日に公表した６月の新設住宅着工戸数は前年同月比0.6％増の６万8688戸となった。持家、分譲住宅が前年を上回ったが、貸家の減少が続いている。前年同月は上回ったものの６月としては過去２番目に少ない。季節変動を考慮して年率戸数に換算すると75万戸で、昨年８月に底を打ち回復傾向が見られたが、足元では足踏み状態が続いている。



　国交省では「完全失業率が悪化するなど雇用・所得環境は厳しい状況が続いている。引き続き今後の動向を注視したい」と話す。