不動産経済研究所調べ／都区部の高級賃貸マンション、月額100万円以上63件

　不動産経済研究所は12月8日、東京都区部の高額賃貸マンションの供給動向をまとめた。月額賃料が30万円以上の住戸を含む物件を「高級・高額賃貸マンション」と定義し、08年12月～今年11月までの２年分のデータを追加して発表した。



　それによると、高級賃貸マンションは都区部全体で299件・２万7786戸だった。08年11月時点の260件・２万4504戸から39件・3282戸が新たに供給されたことが分かった。



　エリア別でみると、供給量が最も多いのが港区で120件・１万1038戸でトップ。次いで渋谷区（58件・3067戸）、３位に中央区（21件・2681戸）だった。



　月額賃料が100万円以上の住戸含む物件は63件・7994戸あった。エリア別で見た最も高額の賃料物件は、「ラ・トゥール代官山」（渋谷区・賃貸138戸）の531万円が１位で、第２位が「六本木ヒルズレジデンス」（港区・同473戸）の450万円、「元麻布ツインズ」（港区・総2戸）の330万円が３位につけた。また、08年11月以降に竣工した物件の月額賃料ベスト5に住友不動産のラ・トゥールシリーズが４物件ランクインする結果となった。