野村不動産／稲毛海岸で100戸など戸建て相次ぎ即完

　野村不動産は、戸建住宅「プラウドシーズン」を相次いで即日完売した。千葉市美浜区で開発中の「プラウドシティ稲毛海岸シーズン」（全265戸）はシリーズ最大級で1期100戸を最高倍率3倍、平均1.1倍で即日完売。同時期に発売した「プラウドシーズン東船橋ガーデンアベニュー」（同161戸）も1期84戸を即完した。



　稲毛海岸は複合開発で、リーマン・ショック後に取得した公務員宿舎跡地約7.7ヘクタールに建設。レジデンス街区に同プロジェクトと分譲マンション「プラウドシティ稲毛海岸レジデンス」（555戸）が完成する。開発区域に商業施設のヤオコーが来年２月にオープンする予定で、隣接地には小学校と保育所がある。ＪＲ稲毛海岸駅から徒歩16分、京成稲毛駅から同12分の立地。稲毛の戸建て1期価格は3865万～5487万円で、中心が4300万円台だった。地震の揺れの影響を抑える基礎工法などで地盤補強をしたほか、防災対応用の井戸やトイレ、倉庫などを取り入れ、省エネ仕様に仕立てることが評価を受けた。購入層は一次取得が中心で30代と40代で8割を占めた。



　東船橋の戸建ての1期価格は4788万～6774万円で、最多価格帯が5600万円台と6100万円台だった。こちらも一次取得者が中心で30代と40代で8割を占めた。最寄り駅まで徒歩8分の立地で、船橋や南船橋、津田沼の商業エリアの中心という生活利便性に加え、600坪超の公園と住民コミュニティ形成に役立つ共用棟を設置するなどが支持された。次世代省エネ基準もクリアし、Ｌｏｗ-Ｅ複層ガラスやエコジョーズを採用する。