東京建物／八重洲のオフィスビルが竣工・オープン

　東京建物は11月24日、東京・八重洲で富士フィルムと共同開発していたオフィスビルを開業した。名称は「東京建物八重洲ビル」。規模は地上11階、地下2階建て延べ2万3350平方メートル。地下に飲食店10店舗を配し、地上2～11階をオフィスとした。オフィスの基準階はワンフロア約419坪の整形無柱空間で、奥行きが14～16メートル。天井高は2.8メートルを確保した。床加重は1平方メートル当たり500キログラム、ＯＡ機器などの多用に耐えられる同800キログラムのフロアも用意した。早期の満室稼働をめざす。



　耐震性は、揺れを低減する粘性体制震壁と、建物の変形や柱と梁の損傷を抑える制震ブレースの2種類の部材を採用して対応した。地下1階の防災センターを拠点とした24時間有人管理やＩＴＶカメラ・電気錠による機械警備、非接触カードリーダーキーを導入してセキュリティ力を高めた。



　場所は東京駅から徒歩4分に位置し、日本橋駅までは同1分、大手町駅同3分など地下鉄各路線が利用できる。