長谷工グループ／12月1日、千葉市にサービス付き高齢者向け住宅オープン

　長谷工コーポレーションは12月1日から、千葉市中央区でサービス付き高齢者向け住宅「ライフガーデン千葉浜野」（総戸数72戸）をオープンする。県初の登録。2008年に竣工した社員寮を要介護向けに改造したもので、グループの土地活用メニューとして長谷工ライブネットが賃貸運営と建物管理業務を手掛ける。10月の内覧開始から約250組・500人が来場し、11月28日時点の仮申し込みは46戸に上り、うち9割が要介護者という。



　規模は鉄筋コンクリート造4階建て。部屋の広さは18平方メートルのＡタイプ69戸に36平方メートルのＢタイプを3室用意した。入居時の一時金と更新料は不要だが、敷金として3カ月分が必要。一般賃貸借契約。入居費用は賃料3万6000円～4万5000円にサービス料（2.5万円）と共益費（2万円）を加えて計8万1000円～9万円。食事代や光熱費、水道代、往診・居宅・療養管理指導などは含まれない。場所はＪＲ内房線浜野駅から徒歩4分。



　長谷工グループは首都圏で介護付き有料老人ホームを4カ所、近畿圏で旧・適合高齢者専用賃貸住宅1カ所を展開しているが、急速に進む高齢化を受け、今回やさしい手の居宅介護支援事務所や24時間巡回する訪問介護所を併設してサービス付き高齢者住宅事業を本格始動する。日常生活に不安を抱く高齢者が住み慣れた地域で暮らしを支援する介護サービスを組み合わせた住宅の普及をめざす。