福岡市の「藤崎住宅」建替組合が設立／住宅１・８倍に、東京建物など参加

　西日本鉄道と東京建物が参加組合員として事業協力する福岡市早良区の「藤崎住宅」マンション建替組合が、市から建替え円滑化法に基づき設立認可を得た。来年５月の権利変換を経て、５階建て４棟１３０戸の市公社分譲団地を、１０階建て１棟２３２戸に建て替える。来年秋に着工し、１５年春の竣工を目指す。



　不動産コンサルティングのラプロス（福岡市）がアドバイザーとして参加する。事業は組合施行方式。区分所有者の全員が建替組合に参加している。



　余剰容積を活用し、建て替え後のマンションは住戸数が従前の１・８倍に、１戸当たり面積は約１・３倍に拡大する。組合員が従前と同じ面積の住戸を取得する場合、建設費負担がない還元率１００％の事業になる見込み。　１０年のアドバイザー選定から今回の組合設立まで、マンション建て替えとしては早いペースで事業が進行している。