中国のビル管理事業に参入／伊藤忠アーバンコミュニティ

　伊藤忠アーバンコミュニティは、中国の大手ファシリティマネジメント会社の持株会社であるＥＳＧホールディングス・リミテッド（香港）に一部出資を行い、中国でのビル管理事業に参入した。



　ＥＳＧ社は上海、北京、深センなど中国全土に４０拠点以上を構える業界売り上げトップ５位に入る大手。従業員１万人以上を抱え、空港や鉄道などの公共施設と、オフィス、商業施設、住宅などの民間施設に幅広い管理実績を持つ。今後、ＥＳＧ社に対して日本式の管理ノウハウを提供するとともに、伊藤忠グループのネットワークを活用して事業拡大を図る。



　伊藤忠アーバンコミュニティは、これまで伊藤忠グループ関連の工業団地やオフィスビルがあるインドネシア、ベトナム、フィリピンに進出済み。伊藤忠商事が不動産開発を手掛ける中国を次の海外進出エリアに設定して進出機会をうかがっていた。