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不動産業、増加の兆し/帝国データバンク、26年度上期の企業倒産

不動産業、増加の兆し/帝国データバンク、26年度上期の企業倒産

  • 2026.10.19
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 帝国データバンクの調査によると、2026年度上半期の全国企業倒産は5362件発生し、2年連続で5000件を超えた。前年同期を216件上回り、5年連続で増加した。中東情勢の悪化を背景とした原材料価格やエネルギー価格の高騰に加え、財政悪化懸念と日米金利差の影響による円安の進行で物価上昇が続き、特に4月以降、物価高倒産が高水準で発生した。
 その内、不動産業は、211件(前年同期比5・2%増)だった。
 同社が行った「日銀の追加利上げが企業に与える影響度調査」(調査対象16・8万社、9月18日発表)による最新の試算では、借入金利が現状から0・25%上昇した場合、金利負担の増加で経常損益が黒字から赤字へ転換する企業は約2700社、1・6%発生すると試算。業種別では「不動産業」への影響が最も大きく、経常黒字から赤字に転落する企業は3・6%となった。
 不動産業界に関しては、9月に金融庁が公表した「2026事務年度金融行政方針」でも「不動産等の信用リスク」として、投融資方針や案件審査、リスク管理の実効性を確認していくことが示されている。

■アエラホーム/東京地裁が再生手続き開始を決定
 アエラホームは、7月21日に東京地裁から再生手続き開始決定を受けた。負債は、43億2300万円。同社は、1963年4月に個人創業、84年12月に法人改組した木造注文住宅の建築・販売業者だ。オリジナルブランド「アエラホーム」を施工・販売し、上位クラスの価格帯で事業を展開してきた。
 東日本大震災後の東北地方での住宅需要拡大が追い風となった2013年3月期には、年売上高210億2200万円を計上していた。
 半面、社内体制の整備が進まず過年度決算の修正を余儀なくされたほか、代表や役員の変更が繰り返されていた。金融機関からの支援を得ながら立て直しを図ってきたが、近年は新築着工戸数の減少を受けて、今年5月期(19年に決算期変更)の年売上高は55億5800万円に落ち込んだ。
 資材価格や人件費の高騰などから5期連続での最終赤字を計上。改正建築基準法や近時の中東情勢悪化に伴う建設資材の調達遅延などで工期の延長も重なり、資金繰りが悪化。再生手続きに沿って抜本的な事業再生に着手することとなった。

■9月の全国企業倒産集計/負債額トップはHatch Out(大阪府)の約107億6200万円
 9月の全国企業倒産集計では、倒産件数は800件(前年同月比12・0%減)となり、4カ月ぶりに前年を下回った。一方、1月~9月の累計は7999件となり、前年同期を5・0%上回った。
 負債総額は1029億4600万円(同4・4%増)で、7カ月連続で前年を上回って増加傾向にある。このうち負債額のトップは、不動産開発を手がけていたHatch Out(大阪府)の約107億6200万円だった。
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