ケネディクス 05年12月期経常益3倍、今期は経常100億円見込む
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2006.02.14
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不動産ファンド運営のケネディクスが2月14日に発表した2005年12月期通期の連結決算によると営業収益が前期比2・3倍の139億5800万円、経常利益が前期比3倍の81億1300万円、当期純利益が47億5700万円の2・9倍で、大幅な増収増益を達成した。
市場環境が良好だったことが背景なほか、企業年金向けを中心としたファンド組成が順調だったことなどが主な理由だ。三井物産等との共同案件である日本ロジスティクス投資法人と単独組成のケネディクス不動産投資法人のJ―REIT2銘柄を上場したことで、キャピタルゲイン等の収益も大きく寄与した。アセットマネジメント受託残高は05年12月末で3800億円を突破した。
06年12月期の業績見通しについては、営業収益162億円(16・1%増)、経常利益100億円(23・3%増)、当期利益59億円(24%増)になる見通しを発表。投資タイプは主に開発案件になる。本間社長は、「既存物件を買収し、バリューアッドする手法は難しくなってきた。採算性、成長性を考えると、開発案件が中心になる」という。 投資対象も多様化させ、病院や介護施設などに着手するほか、地方と海外投資にも注力していく。海外では現在展開している米国西海岸のほかに、欧州・豪州・アジアでの仕込みを開始する。具体な案件としてロンドンのオフィスビルのファンド組成を予定する。
今年4月と6月頃には各々300億円規模の年金向けファンドを組成する。
市場環境が良好だったことが背景なほか、企業年金向けを中心としたファンド組成が順調だったことなどが主な理由だ。三井物産等との共同案件である日本ロジスティクス投資法人と単独組成のケネディクス不動産投資法人のJ―REIT2銘柄を上場したことで、キャピタルゲイン等の収益も大きく寄与した。アセットマネジメント受託残高は05年12月末で3800億円を突破した。
06年12月期の業績見通しについては、営業収益162億円(16・1%増)、経常利益100億円(23・3%増)、当期利益59億円(24%増)になる見通しを発表。投資タイプは主に開発案件になる。本間社長は、「既存物件を買収し、バリューアッドする手法は難しくなってきた。採算性、成長性を考えると、開発案件が中心になる」という。 投資対象も多様化させ、病院や介護施設などに着手するほか、地方と海外投資にも注力していく。海外では現在展開している米国西海岸のほかに、欧州・豪州・アジアでの仕込みを開始する。具体な案件としてロンドンのオフィスビルのファンド組成を予定する。
今年4月と6月頃には各々300億円規模の年金向けファンドを組成する。