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三菱地所/08年3月期決算、経常利益が4期連続の過去最高益

  • 2008.05.01
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 三菱地所が30日に発表した2008年3月期連結決算によると、売上高7876億円(前期比16.9%減)、営業利益1779億円(同7.1%増)、経常利益1620億円(同6.8%増)、当期純利益869億円(同11%減)だった。経常利益は4期連続の最高益。

 連結営業利益ベースで見ると、期中に竣工した「新丸ビル」や「ザ・ペニンシュラ東京」の新物件の新規稼働と既存ビルの賃料上昇によってビル事業が対前年比14.2%増加、米国において資産の売却を進めたことで海外事業でも同25.2%増加し、全体をけん引した。ビル空室率は期末時点で2.06%。

 マンション売上計上戸数が前年に比べ減少し、住宅事業は1.4%の微増にとどまった。

 09年3月期の会社計画では、連結ベースで売上高1兆720億円(前期比36.1%増)、営業利益1965億(同10.4%増)、経常利益1625億円(同0.3%増)、当期純利益805億円(同7.4%減)。今期は藤和不動産とサンシャインシティの新規連結化に伴い持分法投資利益の減少や有利子負債残高が約6000億円増加するなどの影響で営業外損益が約180億円悪化することに伴い経常利益予想がほぼ横ばいで推移する見通し。また、売上高1兆円について、蔵本誠三常務執行役員は国土交通省での会見で、「新たな連結の時代に入った」との感想を述べた。

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