住友不動産／西新宿8丁目の大型ビル12月オープン

　住友不動産は、西新宿８丁目の大型再開事業「住友不動産新宿グランドタワー」を12月1日にオープンする。青梅街道と税務署通りに面した2ヘクタールの敷地に地上40階建てのオフィス棟を中心にレジテンスやイベントホール、店舗などを併設したプロジェクトで、延べ18万平方メートル（5.4万坪）が誕生した。



　オフィス基準階面積は800坪超で整形無柱空間。天井高はすべて3メートルを確保した。窓面の柱を外側に出すアウトフレーム設計の採用で有効面積を増やした。5～10階はＩＴフロアと位置付け、サーバーやコピーなど様々な機器を多用しても耐えられるよう床加重を1平方メートル当たり1トンに設定している。建築設計室設計一部長の大河原清執行役員は、「向こう40～50年にわたって都市間競争力を持ち続けるビルを目指した」といい、テナント入居状況は内定を含めて70％に達した。キーテナントにＩＴホールディングスが入るほか、外資系企業の移転も決まっている。