一括受電で電気料金８％割引プラン導入／長谷工アネシスがＪＣＯＭと提携で

　長谷工アネシスは、ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム（ＪＣＯＭ）との提携により、専有部の電気料金が最大５％安くなる従来の高圧一括受電サービスに、ＪＣＯＭの放送・インターネットサービスをセットすることで電気料金を最大８％割り引く新たなプランを導入した。



　長谷工アネシスの一括受電は、１２年４月ののサービス提供以来、今年６月までに新築１万６０００戸と、中古４０００戸のマンションへの採用が決定済み。４月からはグループ管理物件以外のマンションへの導入提案も始めたほか、エリアも３大都市圏に九州圏を加えて事業拡大を急いでいる。



　全国で電気料金の値上げが続くなか、割引率の高いプランをメニューに加えることで、今後は年間５万～６万戸のマンションへのサービス導入を目指す。



　対象は新築か中古かを問わず戸数５０戸以上で、築２５年以内のマンション。一括受電はマンションごとに総会決議を経て、全世帯のサービス導入が必要だが、システムの導入費用はかからない。



　新たなプランは、ＪＣＯＭのケーブルテレビとインターネット接続サービスをセット契約した家庭には電気料金の割引率を３％上乗せする。ＪＣＯＭの契約は世帯ごとに行う。