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9月の新築マンション/契約率は全地域50%台に/首都圏平均価格は3割上昇/不動産経済研

9月の新築マンション/契約率は全地域50%台に/首都圏平均価格は3割上昇/不動産経済研

  • 2025.10.28
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不動産経済研 首都圏9月

不動産経済研 近畿圏9月

 不動産経済研究所は10月21日、9月の新築分譲マンション市場動向をまとめて、発表した。
 それによると、首都圏の発売戸数は1908戸(前年比4・3%増)。1戸あたりの平均価格は9956万円(同28・6%上昇)、1m2単価は146・5万円(同27・6%上昇)とともに5カ月連続で上昇した。
 初月契約率は54・4%(同11・1ポイント低下)と前月比でも10・7ポイント低下した。昨年10月からの1年間では最も低い数値だ。
 販売在庫数は9月末時点で5879戸と8月末より164戸増加した。
 地域別の発売戸数は東京23区と千葉県で前年を下回り、そのほか3エリアは増加した。最も供給数が多かったのは神奈川県で首都圏全体の36・2%を占めた。東京23区は供給割合が28・4%と3割を下回っていた。
 価格と単価はともに全地域で前年比上昇し、4割超上昇している地域もあったが、契約率は全地域で50%台と低調で推移した。
 なお、フラット35登録物件戸数は1686戸と全体の88・4%を占めた。
 10月の発売戸数は1500戸程度の見込み。
■近畿圏、価格が2ケタ下落
 近畿圏の発売戸数は1492戸(前年比16・6%増)。平均価格は5142万円(同12・0%下落)、1m2単価は96・1万円(同2・1%下落)。契約率は78・2%(同2・6ポイント低下)。フラット35登録物件は546戸と全体の36・6%だった。
 投資用を除外すると、戸数は937戸。価格は6824万円、単価は97・1万円、契約率は67・8%だった。
 地域別で供給数が多いのは順に大阪市部(シェア37・5%)、兵庫県下(17・4%)、神戸市部(17・2%)、大阪府下(15・3%)、京都市部(7・0%)。供給数と単価は次の通り。大阪市部=559戸(前年比16・7%増)、117・1万円(前年比17・8%下落)▽大阪府下=229戸(同12・8%増)、81・2万円(同4・8%上昇)▽神戸市部=256戸(同306・3%増)、96・2万円(同11・3%下落)▽兵庫県下=259戸(同0・4%増)、85・1万円(同9・8%上昇)▽京都市部=104戸(同11・9%減)、115・8万円(同23・6%上昇)。
 10月の発売戸数は1200戸程度の見込み。
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