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「居住空間」という枠を超える/三井不動産レジデンシャル 嘉村徹社長

「居住空間」という枠を超える/三井不動産レジデンシャル 嘉村徹社長

  • 2025.07.02
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 まず、未来の住まいは、「居住空間」という枠を超え、感情や健康・ライフスタイルに寄り添い、様々さまざまなことと繋つながりをもつ「未来型“シン”プラットフォーム空間」として変貌を遂げるのではないかと考えています。
 住宅内の各所に設置されたAIを通じて、リアルタイムに感情・体温等の健康状態を把握し、それらに応じた照明、音楽、香り、食事の提供など、よりパーソナライズ化された住まいが登場するかもしれません。
 住まいが健康管理の拠点となり、医療の力で治癒させるのではなく、自然と予防された生活を送れるように管理されている…そのような未来も待っているかもしません。また、その日の気分に応じて、住まいごと自然豊かな癒しスポット等へ、空中移動できるようになれば楽しいですね。まさに、「感情センシング街区×未来型”シン”プラットフォーム空間×空飛ぶ住まい」のような新しい発想の都市機能が登場してもおかしくはありません。
 さらに、AIとデジタル技術を活用し、住まいの形そのものも変化を遂げる、というのはどうでしょう。例えば、壁や間仕切り等がより可動性を持ち、居住者のライフスタイルに合わせて間取りが自動的に変化する住宅…。AIが居住者の趣味や日々の行動を学習し、在宅勤務時には書斎空間を作り、趣味のダンスや音楽を楽しむ際には防音性の高い空間を提供する等、住まいが柔軟かつダイナミックに変化する未来が訪れる…ということも妄想しております。
 このような技術革新は、住まいが物理的な空間から、居住者の暮らしを支える「進化する未来型”シン”プラットフォーム空間」へと変化することを意味します。一方、どのような時代になったとしても、住まいは、人々の多様化する価値観やライフスタイルに応えるだけではなく、居住者の創造性や幸福感、安心感を得られる空間であることに変わりはないと、強く確信しています。
 最後に、私たち三井不動産レジデンシャルは、「すまいとくらしの未来へ」というコーポレートステートメントのもと、社会的課題の解決に向けて尽力し、将来にわたって安全・安心で快適な、そして満足と感動をお客様にご提供できるよう努めています。これからも、皆様とともに、未来の住まいと都市のあり方を考え、実現していくことを目指してまいります。
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