ＡＱの純木造の賃貸マンション第２弾、「ＡＱフォレスト赤羽西」が東京都北区赤羽西で完成した。

　同物件は都営三田線本蓮沼駅から徒歩１０分。２３６ｍ２の敷地に４階建ての建物を開発した。耐震等級３、耐火等級４、劣化対策等級３といずれも最高等級を取得している。
　総戸数は１４戸ですべてワンルーム（２５ｍ２）、賃料は１０・５万～１１万円という設定。通路・階段を建物中央に配し、全住戸を２面採光・通風の角部屋とした。多重構造の床を採用したことで一般的な鉄筋コンクリート造のマンションと同等の遮音性も確認した。
　鉄筋コンクリート造と比較し、工期は３分の２に短縮、費用は２７％減を実現した。
　ＡＱフォレストシリーズ第１弾は、さいたま市大宮区桜木町（４階建て全７戸）に今年５月竣工。６月に完成イベントなどを実施した後、同月下旬から入居者を募集。７月には６部屋が契約、９月には満室となった。なお、入居は７月から始まった。
　同シリーズは、中大規模木造の研究開発に２０年以上前から取り組んできた同社の技術を結集させたもので、国産材利用率は５０％以上活用を宣言している。
　今後、同シリーズは１１月に第３弾「両国」（東京都墨田区）、第４弾「石神井公園」（東京都練馬区）を着工予定で、石神井公園では賃貸住宅では初めて組子格子耐力壁を採用する。そのほか都内７現場で続々と着工する。