栗原市で国内初の2階建て/3Dプリンター住宅が完成/築
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2025.12.01
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築(KIZUKI、宮城県栗原市、五十嵐理香代表取締役)とオノコム(ONOCOM、東京都千代田区、小野達朗会長)は2階建て3Dプリンター住宅を完成させた。建築確認を取得し完了検査を経て販売まで完了した2階建て3Dプリンター住宅としては日本初(同社調べ)。
同物件は、宮城県栗原市に位置し敷地面積は344㎡、延べ面積は49㎡(1階30㎡、2階19㎡)、最高高さ約6・3㍍。築が3DCPプリンター機械・施工・オペレーションを担当し、オノコムは設計・監理・施工を担当した。今回のプロジェクトでは国内外20社以上が協賛・協力。3DCPとは「3Dコンクリートプリンティング」の略で、ノズルからコンクリートを押し出して積層し立体的な構造物を作る技術をいう。従来の国内3DCP建築の実績は基準上、平屋に限られていたが今回は構造強度・安全性・設計自由度など多層階特有の技術的課題をクリアし、基礎から2階建て構造体までを現場で一体印刷する施工法を確立した。
壁は、意匠デザイン・構造フレーム・設備スペースが一体化した三層構造の「多機能壁」を一貫施工したことで現場の工程が大幅に減少したほか、設備配管の自由度が向上した。材料にはタイの大手建材メーカーSCG社製3Dプリント専用モルタルを使用し、日本の建築基準や気候条件に合わせて調整。大型3Dプリンターと組み合わせることで精度と安全性を両立した。
同物件は、宮城県栗原市に位置し敷地面積は344㎡、延べ面積は49㎡(1階30㎡、2階19㎡)、最高高さ約6・3㍍。築が3DCPプリンター機械・施工・オペレーションを担当し、オノコムは設計・監理・施工を担当した。今回のプロジェクトでは国内外20社以上が協賛・協力。3DCPとは「3Dコンクリートプリンティング」の略で、ノズルからコンクリートを押し出して積層し立体的な構造物を作る技術をいう。従来の国内3DCP建築の実績は基準上、平屋に限られていたが今回は構造強度・安全性・設計自由度など多層階特有の技術的課題をクリアし、基礎から2階建て構造体までを現場で一体印刷する施工法を確立した。
壁は、意匠デザイン・構造フレーム・設備スペースが一体化した三層構造の「多機能壁」を一貫施工したことで現場の工程が大幅に減少したほか、設備配管の自由度が向上した。材料にはタイの大手建材メーカーSCG社製3Dプリント専用モルタルを使用し、日本の建築基準や気候条件に合わせて調整。大型3Dプリンターと組み合わせることで精度と安全性を両立した。

