神社と一体開発の「西小山」／転借地権付きで販売開始／東急不

　東急不動産はこのほど、東京都品川区荏原７丁目で開発中の分譲マンション「ブランズ西小山」（地上３階地下１階建て、総戸数２８戸、販売戸数２７戸＝完成イメージ）の第１期１５戸を販売した。現地は東急目黒線西小山駅、洗足駅から各徒歩７分で、約１０００年の歴史がある小山八幡神社との一体開発で推進する定期転借地権（期間７０年）付き物件。
　第１期販売は１１月２２～２８日に受け付けた。専有面積が６０～８１ｍ２（２ＬＤＫ～３ＬＤＫ）で価格は６２９０万～１億５９９０万円。月額地代は１万２００～１万３７００円という設定だった。敷地面積が１４６６ｍ２、建物延べ床面積は２７３５ｍ２。引き渡し予定は２６年８月。
　神社の歴史や記憶を未来に承継するため、建物を保存しながら移築する曳家技術を活用することで、社殿を建て替えずに改修する。また曳家工事で発生した既存材の一部を同物件のアートや外構材に再利用することで、神社と同物件のデザイン的な調和を図るという。