ＡＩアシスタント一層強化／希望物件を学習・提案／ＬＩＦＵＬＬ

　ＬＩＦＵＬＬ（東京都千代田区、伊東祐司社長）は、統合型ＡＩエージェント「ＬＩＦＵＬＬ　ＡＩ」の提供を開始した。同エージェントはＬＩＦＵＬＬグループが保有するさまざまなデータベースを横断的に統合する独自のＡＩ基盤になる。第１弾は不動産・住宅情報領域の対話型探索アシスタント機能の「ＡＩホームズくん」実装から開始し、順次拡大していく＝画面の利用イメージ。
　ＬＩＦＵＬＬ　ＡＩは、ＣｈａｔＧＰＴ（ＯｐｅｎＡＩ社）の技術がベースとなる。従来キーワードによるマッチングで拾いきれなかった感覚的なリクエストに対しても、ＡＩが意図を理解し、膨大な物件やエリアデータの中から最適な回答を発掘。ユーザー一人ひとりの文脈に合わせた提案を行うことが可能になる。
　さらに機能的な特徴には、ＡＩが自立的に考え行動する「自走型（Ｐｕｓｈ）機能」がある。一度希望条件やライフスタイルの好みを学習すると、ユーザーの代わりに２４時間３６５日、市場に出回る情報を監視する。条件に合う新着物件や価格変動があった際にはＡＩが能動的に通知（Ｐｕｓｈ）を行う。