都内、中央線の中古マンション安い駅ランク／西八王子が２千万円台でトップ／注目に「西荻窪」「大久保」／ＳＵＵＭＯジャーナル

　リクルートが運営するニュースサイト「ＳＵＵＭＯジャーナル」は、ＪＲ中央線のうち東京都内に位置する、東京駅から高尾駅の全３２駅を対象に専有面積５０ｍ２以上８０ｍ２未満のカップル・ファミリー向け物件の価格相場が安い駅ランキングを発表した。
　それによると、１位は西八王子で価格相場は２６８０万円だった。都内のＪＲ中央線沿線では唯一の２０００万円台。新宿駅まで５６分、東京駅まで１時間１１分などでアクセスが可能。駅周辺には複数の幼稚園・保育園があるほか、徒歩１５分以内には５つの高校が点在する。
　２位は八王子で４３９０万円。西八王子の１駅隣ながら価格は１７００万円以上差が出た。埼玉県西部へ向かうＪＲ八高線やＪＲ横浜線が乗り入れるほか、駅から徒歩約５分には京王線・京王八王子駅があり、調布駅や明大前駅、渋谷駅にもアクセスしやすい。２６年１０月には、南口から徒歩１０分の約５万２０００ｍ２の敷地に公園とライブラリー、ミュージアム、交流スペースが一体となったエリアがオープンする予定だ。
　３位は日野市の豊田が４５８０万円でランクインした。
　注目の駅として挙げたのは、１０位の西荻窪（価格相場７９８０万円）。新宿（１億１８００万円）まではＪＲ中央線快速で５駅・１４分という距離。線路の北側・南側にも商店街がある。
　次に１４位の大久保駅。隣の新宿駅より２７００万円以上相場が安い。東に４分ほど歩くと山手線新大久保駅も利用ができる。駅周辺は韓国料理・グッズなどの店舗が多く、若者が訪れる。中国やベトナム、ネパールなどの料理店も立ち並び多国籍な雰囲気があるという。
　調査対象は掲載物件が１１件以上ある駅で駅徒歩１５分圏内。価格相場は３億円以下、築年数は４０年未満の所有権物件。中央値で算出した。