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ケネディクス 連結業績予想を大幅上方修正

  • 2005.08.12
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 不動産アドバイザリーのケネディクスは8月11日、05年12月期(1/1~12/31)連結業績予想を上方修正した。発表によると、営業収益が期初予想より66・2%増の123億円、経常利益が68億円(76・6%増)、当期純利益40億円(80・2%増)と大幅な増収増益予想だ。 

 今年6月末時点のアセットマネジメント受託残高は3018億円に達し、これに伴う不動産ファンドからの物件取得に係るアクイジションフィーおよび物件保有期間中のアセットマネジメントフィーが当初予想を上回るのが主な要因。さらに100%子会社のケネディクス・リート・マネジメントが運用するケネディクス不動産投資法人が先月21日に東証REIT市場に上場を果たしたことで、各種フィー収入などがグループに利益貢献する。

 同日、公募による増資も発表した。普通株式4万株を発行するほか、日興シティーグループ証券を引受先とする第三者割当増資(普通株式3000株)を実施する。増資で調達する約163億700万円は、不動産投資アドバイザリー事業などで組成・運営する投資ビークルへの匿名組合出資等に全額を充当する。財務体質の強化によって自己ポジションによる不動産取得を促進させ、J―REITに提供する物件の先行取得をはじめ、開発案件や年金向け私募ファンドを積極的に展開していく方針。また介護や医療施設、ホテルなどオペレーション特化型のアセットへ注力し、多様な手段を用いた投資物件獲得を実現させる計画だ。

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