ゼファー　イオン柏プロジェクトに着手

　ゼファーは８月17日、イオン南柏店の開発型流動化プロジェクトに着手すると発表した。同社が設立した商業系専門の不動産ファンド「ゼファーリテールファンド」の第５号案件となるもので、事業化に当たりＳＰＣが土地取得後に店舗建設を行うとともに、テナントである大手総合スーパーのイオンと20年間の賃貸借契約を交わす。長期賃貸によって安定的な収益の確保と、物件開発からのキャピタルゲインの双方を見込んでいる。

　ＳＰＣとゼファー不動産投資顧問との間でアセットマネジメント契約を締結し、グループとして収益の多様化と利益拡大を目指す。

同プロジェクトはＪＲ常磐線「南柏」駅から徒歩15分に計画され、規模は、鉄骨造６階建てで物販店舗・飲食店舗が入る。延べ床面積は約９万6400㎡。　竣工は来年３月を予定している。

　同社では、商業系不動産について投資利回り向上が期待できるだけでなく、不動産投資市場の多様化が図れると考えている。