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裏付け債権2020年予測、実需・投資向けとも低位/ムーディーズ

  • 2020.01.09
格付け会社のムーディーズ・ジャパンは、2020年の証券化市場について、日本の消費者向け債権を裏付けとする証券化商品(ABS)と住宅ローンを裏付けとする証券化商品(RMBS)の貸し倒れ率が低水準で推移すると予測した。景気減速に伴う債務者のリスクは、低い失業率や政府の支援策などによって軽減される見込みとした。

2020年新規発行の日本のABSとRMBSの裏付債権の信用力は、保守的なローン審査に支えられて総じて良好とする。RMBSの裏付住宅ローンの融資比率(LTV)は高水準にあるものの信用力は高く、レンダーの厳格な住宅ローン引受審査基準を受けて裏付債権の信用力も引き続き高い。実需の住宅ローンだけでなく、東京を始めとする大都市の安定賃料を背景に投資用マンションローンのRMBSでも延滞率と貸し倒れ率は低い水準で推移すると見通す。

一方、新規ABSの信用力は一部案件で債権の属性に悪化の兆しがみられ、特に自動車メーカー系列の金融子会社が新規発行するABSの裏付債権プールにおける残価設定型ローンのシェアが拡大し、信販会社発行のオートローンABSの裏付債権で返済期間が長期化する見込みだとした。
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