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長谷工/報告書作成業務が半減、外壁タイル打診検査にMR導入

  • 2020.07.06
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長谷工コーポレーションは7月6日、アウトソーシングテクノロジーと共同でマンション大規模修繕工事前の外壁タイル打診検査向けに「Mixed Reality(MR、複合現実)」を開発した。「AR匠RESIDENCE」として、長谷工リフォームが建物診断を行う関東エリアに今月から導入し、順次全国へ活用を広げていく。マンションのタイル打診検査にMRが活用されるのは国内で初めて。両社は、日本マイクロソフトと連携して最先端のデジタル技術を使い生産性の向上を目指す。同日、3社共同でオンライン会見を開いた。

マンションの外壁は、経年に伴う劣化などで剥がれ落ちることがあるため、定期的なメンテナンスが必要となるが、長谷工は、6月の実証実験で従来の打診検査と比べて現地での建物診断の作業量が変わらないのに報告書の作成業務がほぼ半減したことから、検査業務全体の3割を削減できるとして導入を決めた。

従来の検査では、2人1組で打診や記録、写真撮影を行っていたが、AR匠レジテンスでは1人で作業が可能となり、報告書の作成が短縮されることで、管理組合への提案スピードが上がるのもメリットとする。建物維持に対応する人手不足に加え、新型コロナウイルス感染防止の観点から省人化にも適しているとする。

長谷工コーポレーション常務の楢󠄀岡祥之氏は……
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