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物流のESR、運用資産残高300億ドル前倒し達成

  • 2021.03.31
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香港系の物流施設開発のESRケイマン・リミテッドは、2020年12月末時点で運用資産残高(AUM)が前年比35.3%増加して計画より1年前倒しで300億米㌦を達成し、過去最高となった。新規の賃貸借契約の面積も230万平方㍍を超えて過去最高を記録。Eコマース需要の増大を受けて投資家の物流不動産に対する投資比率が高まっている。

同グループでは、シンガポール政府系との3つの開発ファンドのほか、日本、豪州、中国、韓国の7つの市場から35億㌦を調達した。

開発中を含めて昨年末時点でESRが保有する延べ床面積は2010万平方㍍超となった。開発用不動産も370万平方㍍を超えている。ポートフォリオの稼働率はグループ全体で90%を維持している。20年は賃貸借契約率、資金調達額、竣工・新規開発プロジェクトのいずれも過去最高を記録する1年となった。おう盛な物流需要を受けて向こう2~3年に日本や中国で大規模開発が複数竣工させる。
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