国交省、地価ＬＯＯＫ第１四半期／住宅、１２期連続上昇／商業も好調、銀座中央上昇拡大

　国土交通省がまとめた２５年第１四半期地価ＬＯＯＫレポートによると、住宅地は１２期連続、商業地は５期連続で、それぞれ全地区（住宅地２２地区、商業地５８地区）で上昇した。
　住宅地は全体的に緩やかな上昇傾向が続いた。利便性や住環境の優れた地区でのマンション需要に引き続き堅調さが認められたことなどが要因。
　商業地は再開発事業の進展や国内外からの観光客増加で店舗・ホテル需要が堅調、オフィス需要も底堅く推移したことなどから上昇傾向が継続した。変動率区分が「上昇（３～６％）」から「上昇（０～３％）」に移行した地区は１地区で池袋東口が移行した。
　商業地の一部では上昇傾向を強めた地区もある。具体的には銀座中央地区で、区分の変更はないが、同じ区分のなかでより高い上昇幅に移行した。これは店舗関係で高額な取引があったことなどが要因としている。