お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

京橋で木造ハイブリッドビル、第一生命が竣工CO2削減効果も

京橋で木造ハイブリッドビル、第一生命が竣工CO2削減効果も

  • 2025.08.05
  • お気に入り
 第一生命保険はこのほど、清水建設の技術協力のもと東京都中央区京橋2丁目で開発を進めてきた、木造と鉄骨造のハイブリッド構造による賃貸オフィスビル「第一生命京橋キノテラス」を竣工した。
 同物件は1322m2の敷地に地上12階地下2階建て、延べ床面積は1万6151m2という規模。同社にとって、木造ハイブリッド構造の建物は2棟目となる。
 東京メトロ銀座線京橋駅と直結しており、高さは56メートルと木造ハイブリッド構造のオフィスビルとしては竣工時点では日本一の高さという。
 主要構造部の天井や梁に使用した木材を積極的に内装デザインに活用することで施設利用者のリラックス効果や生産性向上につなげる空間を提供。各階には働く人が外気に触れられるテラスも設けた。
 室内はロングスパンに対応可能な鉄骨材と、圧縮力に強い木材の強みを生かし40メートル×17メートルの木質無柱空間を実現した。
 木材使用量はオフィスビルでは国内最大級の約1100立方メートル。
 木造ハイブリッド構造や、炭素固定化、鉄骨材の約70%にリサイクル資源を有効活用した電炉材を採用したことで一般的な同規模の鉄骨造オフィスビルと比べ、全体で約37・5%のCO2削減効果を実現した。
TOP