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三井住友建設/全戸に眺望提供、超高層マンション開発に新手法

  • 2011.06.27
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 三井住友建設は6月27日、10階程度までの低層部を駐車場にし、その上を住宅にする超高層マンションの開発手法「Spiral View Tower(スパイラルビュータワー)」を発表した。駐車場の階数は必要に応じ変更できる。総戸数300戸、地上33階建てで8階までを駐車場(270台収容)とするモデルケースを提案。ここでは住戸と駐車場の間に干渉空間としてエントランスやロビー、ラウンジ、ゲストルームといったサービス施設を設置する。高さ約30メートルからを住戸ゾーンとするため、眺望など超高層の魅力を全住戸が享受できるのが特徴だ。特許と商標登録を出願中。



 一般に都市部の大規模マンションは、機械式やタワーパーキングや地下式の駐車場を用いるのが多い。これらを踏まえ同社は、雨天時の乗降時に濡れる、敷地内に空地が確保できない、車両の入出庫に時間がかかる、建設コストが増えるといった問題点が解消できるほか、機械式駐車場のメンテナンス費用が不要で駐車料金が低減できるなど様々なメリットを強調する。建設コストも約3%低減可能という。



 今後、都市部の駐車場問題に加え、新たな住宅商品企画として、都市部や駅前開発地域の超高層計画に対して提案していく。

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