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タカラレーベン/戸別太陽光発電マンションの開発加速

  • 2011.07.06
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 タカラレーベンは、戸別太陽光発電システムを導入した分譲マンションの開発を加速する。初弾の「レーベンハイム光が丘公園」(6階建て、総戸数112戸)はこのほど竣工。首都圏で初めて戸別に売電ができるマンションとの触れ込みが功を奏し、最寄りの光が丘駅から徒歩16分を要するものの販売から2カ月で完売した。85%が南向きの住戸プラン。中心価格帯は3600万円台で、坪平均165万円といった割安感も手伝い練馬区や和光市といった地元を中心にファミリー層が買い求めた。同社は、太陽光の導入コストは1戸当たり約90万円だが、利益率を圧縮したことでほぼ販売価格に転嫁せずに販売できたという。



 同物件は、屋上に1住戸当たり6枚の太陽電池モジュールが設置しており、最大1.2kWの電力が直接戸別に供給され、余剰電力は電力会社に売電できるのが特徴。電力会社に発電所として住戸ごとに届けを出し、売電分は指定の振込口座に入金される仕組み。太陽光に加えてオール電化とエコキュートを合わせることで年間の光熱費を61%削減できる。太陽光発電のないオール電化と比べても年間で約4~5万円のメリットがあるという。



 第2弾の販売も始動した。神奈川県初の「戸別売電+オール電化」をアピールし、6月末から「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」(地上5階地下1階、総戸数105戸のうち共用6戸含む)を売り出し、1週目に14戸を契約した。こちらも最寄りの鶴ヶ峰駅から徒歩27分と立地条件には恵まれないが、販売担当者は、「通常なら1カ月で4~5戸が売れればいい立地だが、今回の滑り出しは上々だ」と述べ、戸別売電システムの威力を実感する。坪単価は140万円程度。



 横浜市旭区でも総戸数59戸のマンションと戸建て36戸の販売を準備中。両物件は隣接していることで一体開発する。マンションの共用施設は戸建ての住人も共有できるようにする予定だ。このほか、埼玉県では、久喜市東鷲宮(200戸)と戸田市美女木(175戸)でそれぞれ大規模マンションを供給する。



 今後の展開としては、戸別太陽光発電システムに蓄電機能を備えたマンションも企画・開発する方向だ。
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