春日部で冷凍冷蔵物流、サンケイビル、延べ床１・２万ｍ２

　サンケイビル（東京都千代田区、飯島一暢社長）は、埼玉県春日部市で冷凍冷蔵専用物流施設「（仮称）ＳＡＮＫＥＩＬＯＧＩ春日部」を着工した。
　同施設は東北自動車道岩槻インターチェンジから約１１・８キロのところにあり、朝日バス「新川橋」停留所が徒歩３分にある。
　敷地面積は５５９３ｍ２。建物は地上４階建てで延べ床面積は１万２６１４ｍ２という規模。竣工は２７年３月末の予定。倉庫賃料は坪あたり８８００円という設定。
　市街化調整区域の「庄和インター周辺地区」で、都市計画法第３４条１２号による区域指定のもと、開発が可能な最後のタイミングでの開発。同地区の産業立地推進を目的として２６年４月に同区域指定が廃止される予定で、今後同エリアでの新規物流施設の開発は困難となるため、希少な計画になるという。
　単独使用が可能で、１～４階の各階に５度帯の冷蔵倉庫（荷捌）とマイナス２５度帯の冷凍倉庫を配置。２階の冷凍倉庫は温度可変となり、多様な利用方法に対応できる。また、省エネ性能に優れた水冷式の冷却設備を実装し、入居テナントの運用コストを低減する。