表参道に３８階建て賃貸住宅／足元には公共空間も／三井不、エリア最高層で２月開業

　三井不動産は、東京都港区南青山３丁目で開発中の賃貸住宅を中心とした複合施設「表参道Ｇｒｉｄ　Ｔｏｗｅｒ」＝写真＝を来年２月から順次開業する。東京メトロ銀座線などの表参道駅から徒歩４分の青山通り沿い。地上３８階地下３階建てで、エリアでは最高層となり、表参道エリアの新たなランドマーク物件となりそう。足元には来街者が日常的に利用できる、緑の多いパブリックスペースを整備する。
　敷地面積が４３４９ｍ２で、延べ床面積は４万５５１０ｍ２。建物構成は地下１階・地上１階が店舗（計４店舗）、２～１０階がオフィス（基準階面積１２００ｍ２）、１１～１４階がロンドン発の会員制クラブ「Ｓｏｈｏ　Ｈｏｕｓｅ」の日本初の拠点。住宅（総戸数１０９戸）は１６～３８階に配置した。間取りはライフスタイルに合わせて１ＬＤＫから４ＬＤＫまでで、２００ｍ２超の大型プランも用意する。
　共用施設はビューラウンジやフィットネスなどを備え、コンシェルジュサービスも導入する。
　同物件はＬｏｗ－Ｅ複層ガラスの全面採用、個別空冷ヒートポンプパッケージエアコンなどの高効率設備の導入によって省エネルギーを実現。オフィス部分ではＺＥＢレディ、住宅部分ではＺＥＨ－Ｍオリエンテッドの環境認証を取得。またＤＢＪグリーンビルディング認証では４つ星を取得した。