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明和地所、マッチングで人員補充/マンション管理員応募数毎月800件/手配が効率化

明和地所、マッチングで人員補充/マンション管理員応募数毎月800件/手配が効率化

  • 2025.12.01
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マンション管理員の手配システム「ポチっとワーク」の操作画面。地図上から応募案件が探せる

 明和地所(東京都渋谷区、原田英明社長)は、マンション管理員手配システム「ポチっとわーく」の説明会を開いた。
 同システムは、同社が管理するマンションで、休暇の取得や、急なケガ、病気などで出勤できなくなった管理員を補充するシステム。管理員業務を代行する「マンションサポーター」が同システムを通して空いた管理員の業務を行う。
 病欠などで代わりに人を確保するにも、従来の電話やメールでの手作業対応では、負担が多く、代行員の手配に膨大な時間を要していた。そこで、手配の効率化のため開発したシステムが「ポチっとわーく」だ。
 管理員が同システムに休務登録を行うと、それがシステム上に反映され、マンションサポーターとして登録した人が、スマートフォンに表示された日時や勤務場所などの条件が合えば、応募し人員の確保は完了する。
 同システムによって代行員手配業務の負担は大幅に軽減した。
 運用は24年9月に開始し、25年1月からは神奈川県で本格運用。実態を見極め、現在は東京都でも展開している。
 現在マンションサポーターに登録しているのは290人。毎月800件程度、1日当たり26件(土日除く)の応募があり、空きの7割は同システムによって人員が確保できている。
 システムの利用は、マンションサポーター自身が、自ら休務案件を探して応募する形になっており、日付と地図から応募案件を探し、応募する。
 また、サポーターがお気に入り物件を登録すれば、同物件で休務が発生すると、メールでレコメンドする機能もついている。
 現在マンションサポーターとして従事する人によると「自分の都合で日時と場所を選べるのがいい」「勤務場所が変わることで、環境が変化するのが楽しい」といった声が寄せられている。事実、少し遠くの物件に応募することで、帰りに少し観光を楽しむといった使い方もしているようで、マンションサポーターからは概ね好評を得ている。
 未経験者でも研修を受ければマンションサポーターに登録することが可能。研修は、社内研修1日、現地研修2日を実施し、現場重視のトレーニングを経て正式にマンションサポーターとして登録できる。
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