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建物管理業務に対話型AI活用/実験誰でもBIMから情報収集/NTT2社が共同

建物管理業務に対話型AI活用/実験誰でもBIMから情報収集/NTT2社が共同

  • 2025.12.01
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 NTTドコモとNTTファシリティーズは、ドコモが開発した対話型AIエージェント技術を、実際の建物維持管理業務で活用し有効性を評価する共同実験を開始した。
 これは、BIMに蓄積された膨大な建物の情報を、誰もがチャット形式の自然な会話の中で引き出すことができるようにする取り組み。
 BIMデータを扱うには、専用ソフトの導入や専門的な知識が求められるため、維持管理の現場では操作性や利便性の面で導入が進みにくかったが、AIによってこの課題を克服する。
 これまでは、ユーザ(維持管理業務者など)が「A棟3階の空調フィルターの交換履歴を教えて」とした場合には、技術者がBIMデータを確認して回答していた。
 しかし、今回AIエージェントを活用することで、ユーザは専門知識がなくてもBIMデータから抽出した建物情報をチャットで取得することができようになり、維持管理業務が効率化できるようになる。
 両社は同実験によって、誰もが直感的にBIMデータを扱える環境を実現し、建物の維持管理でのBIM活用を大きく前進させ、建物ライフサイクル全体のDXを加速させていく。
 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は、コンピュータ上で作成した3次元の建物のデジタルモデルに、属性データ(面積、材料、部材など)を追加したデータベースを建築の設計、施工から維持管理までの工程で情報活用を行うためのソリューション。
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