お電話でもお問い合わせを受け付けています 受付時間 平日 10:00~17:30

TEL03-6721-1338

高額物件順調で増収増益/新規管理戸数、大半がリプレイス/明和地所中間決算

高額物件順調で増収増益/新規管理戸数、大半がリプレイス/明和地所中間決算

  • 2025.12.08
  • お気に入り

セグメント別売上高の構成(単位:百万円)

 明和地所(東京都渋谷区、原田英明社長)の26年3月期中間決算は、分譲マンションの引き渡しが上半期に偏重したことが押し上げ要因となり、売上高は前年比69%増の589億円、営業利益は同185%増の77億円、経常利益は同223%増の69億円、中間純利益は同194%増の48億円と増収増益だった。通期予想は売上高840億円と前回公表値を据え置き、配当金は記念配当5円を含む45円と予想した。中期経営計画2年目の同期は目標を上回る業績予想とし、順調に進ちょくしている。
 中期経営計画が順調に進ちょくしている理由については、上質な住まいづくりの追求で1億円を超える物件の販売が順調に増加している点や、資本回転を意識した運営で、分譲の完成在庫や買取再販のオーナーチェンジ物件の売却を進めた点、不動産M&Aや再開発を柱に仕入れ手法を多様化し、分譲事業のパイプラインを強化している点を挙げた。
 具体的には、管理事業での顧客満足度を背景に他社管理物件のリプレイスが好調で、新規受託戸数は1752戸、このうち1224戸がリプレイス。セグメント利益は2億円と同33・2%増だった。
 事業別では、分譲事業は同258・8%の増益となり、売上高も405億円と同93・6%増加した。引き渡し戸数は390戸から620戸へ230戸増え、通期売上計画506億円を超えて進ちょくした。新築分譲マンションの仕入れで仕入れ高は455億円と同346・9%増となり、契約高302億円も底堅く推移した。供給高は259億円で同41・5%だった。
 流通事業では売上高は同41・4%増の148億円、利益は同37・2%増の12億円と増収増益だった。人員増強で買取再販が拡大したことが寄与した。一方、売買仲介は減収。富裕層向けウェルスソリューション事業も減収となり、売上高は同26・5%減の32億円、仕入れ高は同43・1%減の53億円だった。
TOP