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世界の商業エリア賃料ランク/ロンドン初の1位、銀座は6位/C&W

世界の商業エリア賃料ランク/ロンドン初の1位、銀座は6位/C&W

  • 2025.12.08
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 不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W、日本本社・東京都千代田区、タッド・オルソン社長)はグローバル・リテール・レポート「世界のメインストリート2025」を公開した。同調査報告書によると、ロンドンのニュー・ボンド・ストリートが過去1年間で賃料が22%上昇、年間平方フィートあたり2231㌦となり、世界一高額な商業エリアとなった。昨年首位のミラノのモンテナポレオーネ通り(年間㎡フィート当たり2179㌦)や知名度の高いニューヨークのアッパー5番街(年間㎡フィート当たり2000㌦)を抜いてのトップ。
 同地が1位となるのはこれが初となる。ニュー・ボンド・ストリートの賃料上昇は、堅調な需要と限定的な供給によるもので、中でもクリフォード・ストリートとバーリントン・ガーデンズ間の高級宝飾品エリアは、世界小売業界で最も競争の激しい場所のひとつになっている。
 世界全体では、調査対象となった小売エリアの58%で賃料が平均4・2%上昇、供給量を大幅に上回る需要の高さが反映される結果になった。地域別では南北アメリカが7・9%の上昇率でトップ。欧州では前年比4%の着実な伸びが見られ、とくにブダペストとロンドンが好調に推移した。
 一方でアジア太平洋地域の賃料上昇率は2・1%に鈍化、インドと日本(銀座6位)の堅調な伸びが中国圏と東南アジアの経済的逆風で相殺されている。銀座と表参道は賃料上昇率にしてそれぞれ10%、13%だった。
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