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SUUMOリサーチ注文住宅動向・トレンド/建築費最高値、面積は縮小/「フルオーダー」8割/九州・沖縄で平屋人気

SUUMOリサーチ注文住宅動向・トレンド/建築費最高値、面積は縮小/「フルオーダー」8割/九州・沖縄で平屋人気

  • 2025.12.08
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 リクルートの調査研究機関SUUMOリサーチセンターは、「2025年注文住宅動向・トレンド調査」を行った。
 それによると、注文住宅建築者の建築費用は平均3488万円で前年比73万円上昇、過去10年間で最高値となった。首都圏と首都圏以外では、首都圏が平均3960万円(前年比17万円上昇)、首都圏以外は平均3356万円(同92万円上昇)と首都圏以外の方が上昇幅は大きかった。
 全国の土地代(新規土地取得者)は平均1948万円と前年より383万円低下した。しかし、中央値は1400万円(前年1300万円)と上昇した。
 首都圏の土地代は平均3969万円と前年比821万円上昇した。首都圏以外は同689万円低下し、1429万円となったが、中央値は1200万円(前年1100万円)と上昇した。
 敷地面積は平均69・9坪、延べ床面積は41・1坪でともに23年(83・7坪、47・7坪)から縮小傾向が続く。
 世帯主年齢は平均40・4歳で前年と同水準。世帯年収は平均957万円と前年(987万円)よりやや低下した。しかし、1000万円以上の世帯割合は34・3%と前年(30・5%)より増加した。
 建築の際に重視したのは、「間取り・プランが良いこと」(48・0%)「断熱性・気密性に優れていること」(38・8%)「耐震・免震性に優れていること」(37・8%)と続いた。そのほか、家事・子育てしやすい間取り、収納充実が3割を超える支持率だった。
 予算の兼ね合いであきらめたことは「蓄電池の搭載」(16・1%)「延べ床面積を多く確保」(14・1%)の順。一方、「あきらめたことはない」は24・6%もあった。
 建築者がフルオーダーで建てた割合は79・3%。20・7%はセミオーダーでの建築だった。セミオーダーは年齢別で、20代(23・8%)が最も多かったが、30代・40代でもそれぞれ20%超が選択していた。
 オーダー別での建築費用平均価格はフルオーダーが3670万円(前年比155万円上昇)、セミオーダーは2790万円(同194万円下落)だった。
 老後の住みやすさや家事のしやすさで選ばれる「平屋建て」の割合は、21年(14・4%)から年々増加し、25年では25・3%まで増加。特に九州・沖縄では5割超と高い割合で、甲信越・北陸は前年比11・0ポイント上昇し28・0%となった。一方、最も支持率が低かったのは首都圏で、前年より上昇したが10%前後と低水準が続いた。
 検討者の中で「今が建て時」と思う人は7割近くに上る。理由は今後、「建築費・金利が上がる」と感じていることが背景にある。
ZEH、認知度8割超
 ZEHについては、認知度は8割を超え、検討した人は71・0%、実際に導入した人は47・1%と過去最高となった。
 ZEH導入による毎月の光熱費削減の実感額は平均6519円。「1万円以上」の回答は27・6%に上った。
 対象は全国の注文住宅の建築者(1年以内に戸建てを建築)・検討者(2年以内に戸建てを検討)。有効回答数はともに1300件超。
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