敷金・礼金ゼロ物件増加/「サブスク」で差別化も/ライフルホームズ
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2025.12.08
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LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「ライフルホームズ」は、敷金・礼金の動向を調査した。対象はライフルホームズに掲載された居住用賃貸物件。賃料帯は(1)10万円未満、(2)10万円以上15万円未満、(3)15万円以上20万円未満、(4)20万円以上--の4つに分類した。
敷金ゼロ物件の割合は全賃料帯で上昇し、「10万円未満」の物件では6割を超えた。敷金あり物件の平均は全賃料帯で前回調査(23年)から緩やかに減少し、1・03~1・10カ月の幅に収まった。
礼金ゼロ物件は前回調査より全賃料帯で増加。「10万円未満」が46・7%と最も多く、「20万円以上」物件は10・9ポイントも増加し42・3%となった。
礼金あり物件の平均は、「10万円未満」物件は1・02カ月、そのほかは1・14~1・19カ月だった。
ライフルホームズ総研副所長兼チーフアナリストの中山登志朗氏は、「最近では、敷金・礼金ゼロだけでなく、保証金ゼロに加えて電気代や水道代などの光熱費込みで借りることができる『サブスク賃貸』や、毎月美容院&ネイルサロン無料、近隣の飲食費用毎月5000円まで無料などの『サブスクサービス付き賃貸』も登場。また、入居者の交流や自己啓発を重視した『ソーシャル・アパートメント』も増えるなど、多様化している」。
「敷金・礼金ゼロで対抗・差別化するには限界があるため、敷金・礼金制度を見直すことに加え、断熱・省エネ性能を高めるなど、賃料が多少高くても借りたくなる高品質&付加価値の高い物件を提供すべき時期に差し掛かっている」などとした。
敷金ゼロ物件の割合は全賃料帯で上昇し、「10万円未満」の物件では6割を超えた。敷金あり物件の平均は全賃料帯で前回調査(23年)から緩やかに減少し、1・03~1・10カ月の幅に収まった。
礼金ゼロ物件は前回調査より全賃料帯で増加。「10万円未満」が46・7%と最も多く、「20万円以上」物件は10・9ポイントも増加し42・3%となった。
礼金あり物件の平均は、「10万円未満」物件は1・02カ月、そのほかは1・14~1・19カ月だった。
ライフルホームズ総研副所長兼チーフアナリストの中山登志朗氏は、「最近では、敷金・礼金ゼロだけでなく、保証金ゼロに加えて電気代や水道代などの光熱費込みで借りることができる『サブスク賃貸』や、毎月美容院&ネイルサロン無料、近隣の飲食費用毎月5000円まで無料などの『サブスクサービス付き賃貸』も登場。また、入居者の交流や自己啓発を重視した『ソーシャル・アパートメント』も増えるなど、多様化している」。
「敷金・礼金ゼロで対抗・差別化するには限界があるため、敷金・礼金制度を見直すことに加え、断熱・省エネ性能を高めるなど、賃料が多少高くても借りたくなる高品質&付加価値の高い物件を提供すべき時期に差し掛かっている」などとした。

