三井デザインテック家具の資源循環で新サービス/まずオフィス、ホテルの特注から/26年4月提供開始、将来は室内空間も
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2025.12.08
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三井デザインテック(東京都中央区、村元祐介社長)は26年4月から、設計から使用後の循環まで、家具のライフサイクルに応じた資源循環を支援する業界初の新サービス「CIRCULAR FURNITURE(サーキュラーファニチャー)」の提供を開始する。
家具の設計・製造、CFP算出(環境負荷が見える)・DPP実装(資源価値が見える)・トレーサビリティ(資源循環を追える)から再資源化までを包括的に支援するのは業界初の試み。まずオフィスや宿泊施設に設置される特注家具を対象に始動する。
同サービスは、家具の設計から再資源化に至るまでの一連のプロセスを、複数の専門パートナーと連携して包括的に提供するサービス。家具を再利用や分解がしやすい形で設計し、素材選定から再資源化までの工程を連携して進めることで、循環型のライフサイクルを実現。これによって従来の「製造・使用・廃棄」による線形型のプロセスから、製造・使用後に回収・再資源化へとつなげる循環型ライフサイクルへと転換した。
同社では現在、3つのプロジェクトで導入を検討中。三井不動産グループの新規ホテルのほか、大阪・関西万博のオランダパビリオンで開催した同社のサーキュラーデザイングループの活動を発信した際に参加した顧客のプロジェクトも含まれているという。
低炭素循環の促進に関する意識は高まっているが、社会に実装していく上で立ちはだかるのがコスト面の課題。同社によると、通常の特注家具と比較した場合、「一概には言えないが、1・2倍から3倍もあり得る」という状況だ。このため、施主にとって資源循環型モデルとしても導入しやすいオフィスやホテルの特注家具で浸透させた上で、対象を広げていきたい考えだ。
当面は同サービスを通じて循環型家具の普及・定着を図るが、将来的には家具だけでなく内装空間全体のサーキュラリティを実現する「CIRCULAR INTERIOR(サーキュラーインテリア)」の展開を目指す。28年に国土交通省が施行する「建築物LCA(ライフサイクルアセスメント)制度」に対応し、内装分野での資源循環の仕組みを実装していく。
家具の設計・製造、CFP算出(環境負荷が見える)・DPP実装(資源価値が見える)・トレーサビリティ(資源循環を追える)から再資源化までを包括的に支援するのは業界初の試み。まずオフィスや宿泊施設に設置される特注家具を対象に始動する。
同サービスは、家具の設計から再資源化に至るまでの一連のプロセスを、複数の専門パートナーと連携して包括的に提供するサービス。家具を再利用や分解がしやすい形で設計し、素材選定から再資源化までの工程を連携して進めることで、循環型のライフサイクルを実現。これによって従来の「製造・使用・廃棄」による線形型のプロセスから、製造・使用後に回収・再資源化へとつなげる循環型ライフサイクルへと転換した。
同社では現在、3つのプロジェクトで導入を検討中。三井不動産グループの新規ホテルのほか、大阪・関西万博のオランダパビリオンで開催した同社のサーキュラーデザイングループの活動を発信した際に参加した顧客のプロジェクトも含まれているという。
低炭素循環の促進に関する意識は高まっているが、社会に実装していく上で立ちはだかるのがコスト面の課題。同社によると、通常の特注家具と比較した場合、「一概には言えないが、1・2倍から3倍もあり得る」という状況だ。このため、施主にとって資源循環型モデルとしても導入しやすいオフィスやホテルの特注家具で浸透させた上で、対象を広げていきたい考えだ。
当面は同サービスを通じて循環型家具の普及・定着を図るが、将来的には家具だけでなく内装空間全体のサーキュラリティを実現する「CIRCULAR INTERIOR(サーキュラーインテリア)」の展開を目指す。28年に国土交通省が施行する「建築物LCA(ライフサイクルアセスメント)制度」に対応し、内装分野での資源循環の仕組みを実装していく。

